優秀発表賞受賞者からのメッセージ


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橋本仁志,森田慶子,吉田理恵,佐竹美樹,大橋香織(日本アイ・ビー・エム株式会社)
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この度は、優秀発表賞という大変名誉な賞をいただきありがとうございます。
本論文は、テレワーク経験豊富な従業員がテレワーク実施者の視点に立って行った改善活動の内容をまとめたものです。活動のきっかけは、自宅から電話会議に参加した同僚の一言でした。「オフィスの人の発言が全然聞こえなかった!」。この一言から、「テレワークの際に円滑に業務を実施できていないケースがあるのでは?」という仮説の元に改善活動を始めております。
東日本大震災以降、BCP等をきっかけに多くの企業でテレワーク制度を採用し、多くの方がテレワークを始めていると思います。新たに始めた方の中には、我々と同様の課題を抱え円滑に業務を実施できていないケースもあるのでないでしょうか。今回の論文が新たにテレワークを始めた方の円滑な業務の実施に役立てば幸いです。
筆者はテレワークを長年経験し、また、社内でテレワークの改善を進めてきました。テレワークの活用エリアは、ワークライフバランス、BCP、節電等様々あると思いますが、今後の活用エリアは「グローバル化」と考えております。
現在、多くの企業ではグローバル化が求められており、国を跨った組織・プロジェクトといったグローバルチームで協業する環境になっています。このような環境でチームとしてのパフォーマンスを発揮するには、円滑なコミュニケーション・コラボレーションが不可欠です。ただ、一方で非対面・遠隔にいるメンバーとのコミュニケーション・コラボレーションは容易ではありません。
そこで、テレワークへの取組みが意味を持ちます。テレワークでは対面に頼らないコミュニケーション・コラボレーションが基本です。従って、普段からテレワークに積極的に取組むことで、対面に頼らないコミュニケーション・コラボレーションスキルの向上・定着が図れると考えます。
当社は外資系ということもありグローバルチームで協業する環境が定着しており、筆者もグローバルチームの一員として活動しています。今後はこのような環境・経験を活かして、グローバルチームでの協業という観点から、テレワークについて検討したいと考えております。